キャラを立てるとは? タマタマ問題

タマタマドライブ中に乗せたヒッチハイカーが殺人鬼だった。タマタマ遅刻しそうになってパンくわえて走ってたらイケメンとぶつかった。タマタマ引っ越した先が悪魔の住む家だった。物語の冒頭はだいたいタマタマで始まりますよね。そしてタマタマ殺人鬼が馬乗りになって首を絞められた時に手の届くところにトンカチがあった。タマタマ入った店で冒頭でぶつかったイケメンがバイトをしていた。タマタマ信心深いおばあちゃんから貰った形見のペンダントが悪魔を寄せ付けなかった。そんな感じでピンチをくぐりぬけたり、恋が加速します。その後タマタマ逃げ込んだ先が殺人鬼の自宅だった。タマタマ惚れたイケメンが血の繋がった兄だった。タマタマ何気なく話した言葉が悪魔を放つ呪文だったりしてピンチがやってきますよね。最後はタマタマ逃げ込んだ工場には溶鉱炉があって、そこに殺人鬼を突き落としてやっつける。タマタマイケメンの兄が白血病になって死ぬ。タマタマ悪魔の本体である本とかお札みたいなのを発見して暖炉にほうりこんでやっつける。こんな感じでお話が終わります。このタマタマを使えば全てが解決します。たまたまって便利ですよね〜。キャラをピンチにするにもピンチを脱するにも、どちらにも使える魔法のアイテムタマタマです。タマタマは何の脈絡ももなく起こるので伏線を張る必要がありません。その時その時考えればいいのでマクガフィンを何にするか考えるだけです。しかしタマタマ、タマタマ、タマタマ、タマタマ、何回もやってると「いい加減にしろ!」と言われます。とりあえずタマタマは物語の冒頭部分に関して使うことには皆様寛容です。なのでタマタマドライブ中に乗せたヒッチハイカーが殺人鬼だった。タマタマ遅刻しそうになってパンくわえて走ってたらイケメンとぶつかった。タマタマ引っ越した先が悪魔の住む家だった。くらいは大丈夫みたいです。あと、タマタマを使って、主人公がピンチを脱するのはご都合主義として批判するがピンチになるのはわりかしアリだという人も多いようです。なので魔法のアイテムタマタマは物語冒頭部分。それとピンチになる場合に使いましょう。タマタマは冒頭以外は1回だけ!というルールを決めて創作するのも手かもしれません。とはいえ自分も結構タマタマを使ってしまいます。気がつかないうちに使ってる事が多いです。そもそも何処から何処までがタマタマなのか厳密に言うと難しいです。それに名作、傑作と言われてる作品の中にもタマタマを多用してるものがありますから一概にタマタマを多用するのがいけない訳ではないようです。よく考えてみたら自分がこの世に生まれたのもタマタマだし、誰かと出会って恋愛関係になるのもタマタマだし、男なのも女なのも日本人なのも地球人なのもタマタマといえばタマタマなんだよな〜。世の中タマタマだらけじゃん!しかし人間は物事や事象や人生に意味を見つけたがる性質があるので、物語中のタマタマの主張が強いと気に触るのではないでしょうか。僕は自分の作品は棚に上げておいて、他人の作品のタマタマ連発に関しては厳しいです。理由はありません。タマタマです。

# by miita06 | 2016-08-29 18:16

蜂のいぬ間に洗濯

昼間ベランダで蜂がウロウロしやがるから夜干して次の夜取り込んどるっつーの。
いろんな絵の画風からパクッて練習。自分の絵と元ネタの絵がレベル違いすぎてどうせわかんねーからいいや。
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# by miita06 | 2016-08-27 00:17

キャラを立てるとは?AパートBパートの基本構造

AパートBパートの基本構造については僕の個人的理論ではなく、映画やドラマにおいてもよく言われている物語を構築する上でのベースになる基本的なシナリオの作り方で、脚本家ならどんなに無能でも知ってるメソッドのお話です。Aはメイン、Bはサブにあたります。物語を作っている時に「書くことが思いつかない」「間が持たない」という問題はこれがわかってない人に起こる現象と言えます。わかりやすい例として、スピルバーグの出世作「激突」ではAパートはたまたま遭遇したタンクローリーとのカーアクション。Bパートが自宅の奥さんと子供に電話するシーンがBパートにあたります。また、ロッキーに例えますと、Aパートはアポロとの試合や、それの為のトレーニング、Bパートはエイドリアンとの恋愛、トレーナーのミッキー、エイドリアンの兄貴との関係などです。Aパートは観客が見たいエピソードにあたります。つまりメインディッシュです。ロッキーでは試合とトレーニングシーン、激突ではカーアクションです。戦争映画ならば戦闘シーン、エロ映画ではエロシーン、スポ根物なら試合シーンです。なので創作者はBパートほど視聴者、読者をいかに飽きさせずに、あるいは我慢させてみせなきゃいけないという手腕を発揮するシークエンスと言えます。では何のためBパートが存在するかというと、Aパートでなぜ主人公が絶対勝てそうにない相手と試合をするのか、主人公の乗るミニカーで巨大なタンクローリーと戦わなければならないかという理由を作る為です。戦う相手が巨大で、屈強なほどAパートは盛り上がるわけですから、主人公が勝負に逃げられない理由をBパートで作るのです。Bパートがないと見ていて主人公に感情移入して応援したくならないのです。読者、視聴者に「さっさと逃げればいいだけじゃん」と思わせてはいけないのです。つまりAパートで主人公が局面から逃げられない理由をBパートで説明するわけです。そういう意味でBパートは物語を盛り上げる重要なシークエンスな訳です。ただ、Bパートは重要とはいえ、弱点にもなりえます。何もわかってないトーシロからするとBパートは退屈なシーンに当たるからです。「さっさとアクションシーンを見せろよ!」とか「早くおっぱいを出せ!」という不満が出るのは人間の性というものです。映画でいうならば冒頭30分は大体Bパートに費やされます。アクション映画を見に来たのに、延々と主人公の生い立ちや、平凡な日常生活をだらだら見せられるのは苦痛でしかありません。人間の堪忍袋の限界は時間でいうならどんなに長く見積もっても10分から20分くらいです。30分は長すぎます。なので創作者は工夫をします。よく使われる手法はホラー映画なら冒頭いきなりいちゃついてるカップル(当然殺されても文句ない対象)がぶち殺されるシーンで始まります。そうすれば、「ああ、この映画の見せ場はここなんだな」と観客に理解させる事が出来ます。それからBパートが始まっても観客はいずれ、冒頭のような見せ場がやってくるんだなと、我慢して30分を鑑賞してくれるわけです。こういうのをセットアップと言います。本番のための準備体操みたいなもんです。さて、懸命な人ならここまで読んで疑問に思ったでしょうから暴露しますが、僕はマンガ家です。これまで述べてきたのは映画を題材にしていてマンガの事は全く語っておりません。お前漫画家なんだからマンガを例にして話せよと思われる事でしょう。当然わかっております。ただ、マンガで話すと、もうちょっと複雑な話になるのです。なので今回は映画を題材にわかりやすく論じてみた次第です。以下次回。

# by miita06 | 2016-08-23 08:53

持ち込み初心者マニュアル

書く事ないんでなんか書きます。

漫画家になる手段として、最もポピュラーなのは描いた漫画を雑誌社に持ち込んで直接編集さんに見てもらうか、何がしかの賞に応募して、審査してもらうかの2択だと思います。最近はネット上にUPして名声を得て編集の目に止まるというのもありますし、同人誌イベントなどに編集が出張して漫画を見てくれるブースなんかもあるそうですね。どの手段からでもデビューしてる作家さんがおられるので、どの手段がダメでどの手段が良いとは言えません。誰か研究家がデータをとってるわけでもないので、どれが非効率で、どれが効率良いのかもわかりません。個人の好みで決めるしかありません。結局は自分の実力と運があるかどうかです。こう言っちゃうと話が終わってしまうので、それぞれのメリット、デメリットなんかをあえて考えてみます。今回は持ち込みについてです。あくまでも個人的に思うことなんで参考までにどうぞ。

持ち込みは雑誌社に直接電話して日時を決めて出版社に持ち込みをします。一人で部屋にこもって漫画を描いてる側からすれば、なかなか第三者の意見を直接聞く事が出来ず、自分の実力もどの辺なのかよくわかりません。例え漫画友達がたくさんいて、日頃から他人の感想を聞ける状況だったとしても、そいつらはただの素人ですし所詮聞ける感想は馴れ合いに過ぎません。なので持ち込みをして経験豊富なプロの編集さんに感想や批評をしてもらえるのは大変貴重な体験です。編集者は友人のように気を使った批評や漫画通ぶった虚栄心からくる頓珍漢な指摘など一切しないところがプロなのです。しかし業界では漫画に対する統一された評価のロジックみたいなものは皆無で全くシステム化されておりません。各編集が先輩のやり方を盗んだり、独学から確立した方法論で漫画を見ます。つまり編集者個人の好みによる独断的な見解なわけです。なので一社だけに持ち込んで一人の編集者の意見を全てだと思って落ち込んだり、喜んだりして、それだけを参考にするのは間違いです。それを回避するためにも沢山の出版社に持ち込む必要があります。あらゆる編集者の意見を総合して自分の作品の問題点や利点を考えた方がいいと思います。編集者によってロジックが違えといえども、沢山意見を聞けば自ずと共通点が見えてくるはずです。持ち込みは多くの編集さんの意見を聞けるというのもありますが直接編集部まで行けるので、そこの出版社の雰囲気や、雑誌の方向性の違いなんかも勉強出来ます。案外雑誌を立ち読みして(買えよ!)感じたその雑誌の方向性とは違うニーズの作家を編集が求めてる場合も多いです。実際マイナーな雑誌だから自分のようなニッチな漫画でも採用してくれるだろうと思って持ち込んだら、すでに似たような方向性の漫画は掲載されてるので違うタイプの作品が欲しいと言われたりします。持ち込みにはこのように沢山メリットがあるわけですが、前述した通り編集者にはいろんなタイプがあり、合う人と会わない人がいます。しかし残念ながら自分の漫画を見てくれる編集者をこちらからは指名出来ません。たまたまこっちが電話をした時にジュラ紀じゃなくて受話器を取った編集者が漫画を見てくれるシステムな訳です。なので、自分の漫画を見てくれる編集者が先週入社したばかりの漫画のマの字も知らん便宜上プロ編集なだけの素人かもしれませんし、数々の作品を世に送り出し、多くの作家とさしで勝負してきたベテランの編集者かもしれません。まさに誰に当たるかは運です。運は大事ですよ〜。またわざわざ電車に乗って出版社に行く訳ですから多くの出版社に足を運ぶのには時間がかかります。地方に住んでる人なんかは、上京しなければならないので大変だと思います。ただ、同人誌即売会などのイベントでやってる出張持ち込み場なんかは数社がブースを出しているので一度に何社もの編集者に見てもらえるので、こういうのを活用する事で効率よく持ち込みをすると良いと思います。あと持ち込みを躊躇する人の理由が、自分の目前で作品を他人に読まれて評価を直に言われるのが怖いから、恥ずかしいからというのが殆どだと思います。僕はむしろこういう人ほど持ち込みに積極的になった方が良いと思っております。どちらにせよプロになったら嫌でもなんでも編集者さんとタイマン張らなきゃいけませんし、あることないこと言われますし、漫画家はある程度打たれ強くないとやってけないからです。とはいえ芸能人に比べれば可愛い程度だし、ボクサーみたいに読んで字のごとくボコボコに物理的に殴られるわけでもないので、慣れてしまえばたいした事はありません。僕は持ち込みに行くより歯医者に行く方が緊張します。

最後に対応した編集者の反応の良さを測る基準は次のような感じです。いきなり「これいいねえ、ぜひ来月うちで掲載させてください」と言われた場合は大概は徹夜で原稿やってて疲れて机の上で居眠りしてる時に見てる夢です。次に良い反応なのは「とりあえずこれを来月の賞に出してみましょう」と言われた場合です。次に良い反応は「とりあえず原稿を預からせてください」と言われた場合です。何で預からせて欲しいかというと、担当の編集者は気にはなる良い作品だけど一応他の編集に見せたりして意見が欲しいと思ってるからです。あと考えられるのが、結構いいので他の雑誌社に持ち込ませない為に預かってしまおうという姑息な手段をとっている可能性です。近頃はデータ原稿も多いので、そういう事は少ないと思いますが、もし生原稿の場合は必ずコピーをとってもらって、それを預けましょう。次に良い反応は、賞に出す提案もされず、預かってももらえなかったとしても「また次作を見せてください」と言われ、名刺をもらえた場合です(無条件で最初に名刺をくれる場合もあります)。次からは電話でその編集に連絡して作品を見てもらいます。便宜上担当がついた事になります。最後に次の段取りの事も言われず、名刺ももらえなかった場合は、アドバイスだけはしっかりメモして、あとはなかった事にしてコーヒーブレイクしてから腕立て30回無心でやってアラレちゃんみたいに両腕を広げ涙目でキーンとか言いながら次の出版社へGO!

# by miita06 | 2016-08-16 14:34

猛暑

取り敢えず赤くしときゃなんとか画が持つ。
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# by miita06 | 2016-08-13 00:32