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銀チャリ

僕は3人兄弟の末っ子だったので何でもお下がりだった。
自転車も当然お下がりで、僕の所有となる頃にはぼろぼろ
になってって、おまけに何故かこのチャリはスプレーで全体が銀色に
塗装されていた。チャリは子供の重要なアイテムなので
自分の趣味趣向とは関係なしにこのようなデリカシーのない
チャリに搭乗しなければならない自分の状況に少なからず不条理
を憶えたものだ。
ある日僕はこのクイックシルバーを駆って同級生と一緒に街
を疾走していたのだが、ガキはむやみに飛ばすスピード狂的性質
があるので数人で自転車に乗ると競馬馬のように必然的にチェイ
ス状態に陥る。僕は今でもそうであるように闘争心が
キウスで度胸もないガキだったので当然自転車競争も苦手だ。集団の
ケツで友人達を追っかけるのに手一杯。あわてていたので踏切
をわたっている時にクイックシルバーの操縦をあやまり転倒。
レールの溝にタイヤが挟まって抜けなくなってしまった。友人達は
先にいってしまうし、そうこうしているうちに警鐘がなり
だして、僕は恐怖のあまり泣きながら
「助けて〜〜〜〜」と叫んだ。友人達は僕に
気づくと「チャラチャ〜〜〜チャラチャ〜〜〜」と太陽に吠えろの
テーマを全員で歌いながら立ち往生している僕を救出し、何事もなかったように
に自転車にまたがり「チャラチャ〜〜〜」とかいいながら行ってしまった。
僕は泣きながら「まって〜〜〜〜〜」と叫びながら彼らの後をクイックシルバー
で追っかけた。そのあと何処へいって、何をしたのかさっぱり記憶がない。
今思うと僕は何ともなさけなくてどんくさいガキだったのだ。
そして今も対して進歩もしていないしどんくさいのだ。 
by miita06 | 2011-09-18 01:31