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夢うつつ

転職してフィギュアなんかの型をつくる工房に就職する。
工房には大学時代の同期がいて、人見知りする僕にとっては
すこし安心出来る仕事環境だ。つっても右も左もわからない
ので取りあえず会社の入り口にある売店までいろいろな物を
買いにいかされる。つまりぱしりだ。そこの売店には
造形につかう色々な道具が売っていてそれを買い出しに
いく。そのあと仕事場の連中はバンドをやっていて彼等はその
練習にスタジオに向かう。スタジオはなぜかサバゲー場
も併設されていて、そこの店主は生粋のミリオたで
いろんな話でもりあがる。初日に仕事が終わって帰宅
しようと駅に向かう。駅のホームの階段の手すりに
反凝固状態の黄土色のラテックスみたいな固まりが
こびりついていて悲鳴のような音をだしている。
よくみるとそれは5歳くらいの少女のような形を
していて、目の部分は空洞になっている。昔見た
バスケットケースという映画にでてきたクリーチャー
を思い出す。そいつは
電車がホームに入ってくる時の風圧なのか自分の
意思でなのかわからないが小刻みに動いている。
てすりにへばりついているのは頭部にあたる部分で
、それを一生懸命ひきはがそうとしてもがいているよう
にみえる。もしかしたら重度の奇形児か障害児で
誰かに助けを求めているんじゃないだろうかと
思って足を止めてその物体をしばし助けるべきか
放置すべきか思案していたが、その少女のような
黄色い固まりはみれば見る程気味が悪く、結局
無視してその場から立ち去る事にする。しばらく
あるいて振り返ると救急隊員が彼女を救出して
担架にのせて救急車に運び込むとこをみた。
やっぱりあれは人間だったんだ。ひどい罪悪感と
後悔の念が僕を襲う。いやな気分になる。
by miita06 | 2012-03-14 02:44