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満喫

満喫で読書。僕は満喫ではつまみ喰いならぬつまみ読みをする。いろんな作品を1巻だけ読む。当たり前だが1巻がつまんなかったら2巻は読まない。1巻が100万部売れれば2巻も売れる。1巻が1000部しか売れないのに2巻が100万部売れる事はまずない。つまり漫画は1巻が全てだ。最終巻がどんなに素晴らしかろうと1巻が売れなきゃ最終巻は誰も読まない。映画の場合結末は結構大事だ。出始めはよくわからなかったが、それらは伏線で結末で全てが回収されると我慢してみたかいがあったなどと満足して映画館から出る事が出来る。これも一度観始めたらとりあえず最後まで見るという途中退場禁止ルールが映画にはあるからだ。そういう意味ではテレビドラマの方が漫画とシステムは近い。とはいえ僕は映画が好きなので自分の漫画の参考にするのはいつも映画だ。映画を観た場合、これを漫画に換算すると、このシーンはどれくらいのページで出来るだろうかとか、コマに割った場合、どのように構成するだろうかと考えたりする。映画は最後まで観てナンボとはいえ、常に観客を飽きさせない工夫がされている。特にハリウッド映画はそうだ。人によってはハリウッド映画をバカにする人もいるが、少なくともなるべく多くの人を飽きさせず常に観客を画面に釘付けにする努力をハリウッド映画は怠らない。つまり人間はどれくらいの時間ならつまんない会話を我慢して聞いてくれるだろうかとか、どれくらいのスパンでアクションを入れるべきかとか、こういうジャンルの話なら多くの人は興味を示すだろうと言った、人間の脳みそがどのようにしたら快楽を感じるかという研究に余念がない。またそれを完璧にシステム化してるところがハリウッドの凄いところだ。ハリウッド作品の場合大体開始30分が最初の勝負という事になる。この30分でやる作業は物語の基本的設定とキャラクター紹介。(こういうのをセットアップというらしい)そして1番目の見せ場。(アクション、あるいは主人公にとって最も重要な出来事)おまけとして、出来れば冒頭にちょっとしたプチ見せ場を入れられれば尚良い。これらがうまくいけば観客は納得して続きを楽しみに見てくれる。これはもう鉄則なので時間を計りながら見てれば必ず30分プラスマイナスで絶対やる。(アントマンとか完璧だったと思う)なるほど、ハリウッドを参考にするなら、これを漫画でやればいいわけねと。この30分が連載開始第1回で全てやるべきなのか。または1巻まるまるで30分なのだろうか。雑誌掲載時のアンケートで考えるなら1話で30分。単行本の売り上げで考えるなら1巻で30分。どちらもメリットでデメリットがある。1話で30分ならとりあえず見せ場はすぐにやってきてくれる。だけどセットアップにかかるページ数が異常に短くなるのでやたらとつまんないモノローグによる説明に終始して絵的な面白さが損なわれる。結果淡白になってしまう。1巻で30分は、現代の大量に流れ出る情報を処理するために物凄いスピードで消費して忘れてしまう読者にとっては、それでも長く見せ場まで我慢してくれないかもしれないし。常に刺激を求める読者には物足りないもしれない。僕は1巻で30分でやる場合が多い。できるだけ沢山の絵を描きたいし、キャラクターはモノローグじゃなくて行動で描きたい。そうするとどうしてもページがかさむ。今回描いてる「いちげき」も全然ページが足りない。もっとキャラや情景を描きたいのに、それでは1巻で見せ場まで行き着かないので困る。どうしてこうも長くなるのか、早く見せ場に持ってきたいのに中々来ない。この文章もそうだがやたらと長くなるのは僕の悪い癖だと思う。作家さんは人それぞれ創作理念があって、それに基づいて描いてるんでしょうけど、僕が面白いと思う作品は大体はここら辺がしっかり考慮されて作られてる気がする。とはいえそういう事計算し尽くしたハリウッドでも超大作でゴミみたいなの作って壮大にズッコケたりしてるんで娯楽がいかに難しいかがよくわかる。
by miita06 | 2016-05-17 11:24