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美徳

新人アシスタントさんの漫画を見せてもらう。まだ20代前半なので、下手したら僕の子供でもおかしくないくらいの年齢差だ。しかし彼の絵はとても達者で、僕が彼と同年代の時に描いた絵とは比べものにならないくらい上手い。この人が僕の年齢になる頃にはどんな凄い絵を描くのだろうかと思うと恐ろしい。しかし彼曰く、自分くらい描ける奴は周囲にゴロゴロいて、自分がずば抜けて上手いわけでもないそうだ。そう言われてみると漫画に限らずアニメだって、昔なら王様になれるくらい凄い動画を描けるアニメーターが今では名前を覚えられないくらい沢山いる。今の連中が昔の奴らより潜在的に優秀なのかと思いがちだが、多分そうじゃない。昔に比べて短い距離で技術を習得するために必要な方法論と刺激を得られる環境が整っているんだと思う。スポーツに例えるとわかりやすい。陸上にせよ水泳にせよ、大会が行われるたびに記録は更新されていくし、体操ではより難度の高い技が競われていく。これも昔の人間より今の人間の方が身体能力が潜在的に高いわけではなく、何世代にもわたる知識の蓄積からくる合理的な訓練方法を彼らが享受しているからに他ならない。特に昨今はネットが発達して情報化が革命的に飛躍したので容易に技術向上の為の知識を得る事ができる。しかし当然ながら誰でもそれが可能なので苦心したり工夫する事ではなくて合理的に情報収集を行うスマートさこそ必要な能力という事になる。僕のような不器用な人間で根性第一主義の最後の世代から言わせると今はがむしゃらに努力する事よりも無駄な努力をしない奴の方がが勝つ時代という事になる。昔のように遠回りしてでも何かを得るという事がもはや美徳ではないのは確かだ。少なくとも若い人たちはそのやり方で成果を上げているんだから文句の言いようがない。
何が言いたいかというと、趣味の筋トレをする際僕はパワーベルトというのを着用するのだけれど、これは腰に負担をかけさせない為にする筋トレの必需品だ。これは10年以上前から使っているのだけれど、正しい使い方を知ったのは1年ほど前にyoutubeにあった筋トレ解説動画を見てからだ。それまでは何となく腰に巻いてただけで、効果的な使い方を全くしていなかった。細かいニュアンスまでは本屋で売ってるトレーニング指南書には記述されていない。僕がいかに情報弱者で、遠回りをしているかというのを如実に体現している事象だ。確かに遠回りしたっていいことなんぞ殆どない。あったとしても、それは大概無駄に貴重な人生の時間を費やした事に対する言い訳だ。最短距離こそ美徳。そんなわけで今使ってる携帯が壊れたら今度こそスマフォにして、とりあえずラインという未知のソーシャルネットワークを試してみようと思う。

by miita06 | 2016-12-04 13:55